学資保険には大きく分けて2タイプあります。
契約者の死亡に備える「保障機能」と学資を貯める「貯蓄機能」があります。
学資金を受け取るタイミングにより、戻り率が変わります。
中には「保険に入らず、金融機関の貯金で学資金を準備する時と比較したい。」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今は金融機関の預貯金の金利水準に比べると、保険を利用したほうが利回りに優位性があり、また、預貯金の利子には一律20%の税金がかかりますが、一括受け取りの学資金では相当高額でない限り、税金がかからないので保険で貯蓄する方が有利と言えるでしょう。
☆「貯蓄機能」の保険をおすすめするタイプ
「とにかく教育資金を貯めるたい。」
・学資保険に保障を求めていくと、元本割れする可能性が高い。
(保障:子どもの医療保障、育英年金など、付加価値がついているなど、特約は魅力的だが、満期の保険金が積み立てた保険料を下回る商品などある)
・学費を貯めたいので、やはり元本割れは避け、貯蓄性を重視したい。
「でも家族の稼ぎ手の万が一の時の備えもするべきか?」
・保障が欲しければ、単体でも、死亡、医療と必要に合わせて加入することができる。
☆「保障機能」の保険をおすすめするタイプ
「とにかく貯蓄するのが苦手だ。」
- 万一の備えが薄い人には合理的。
- 契約者である親の死亡・高度障害保障を合理的に兼ねられる手段。
☆保険料は月々いくらかかるか?
保険料については将来かかる教育資金から逆算する方法と、月々無理なく払える金額から決める方法があります。
無理せず、余裕資金の中で加入し、足りない部分は預貯金や奨学金を使うことを考えられてはいかがでしょうか?
次回は学資保険の商品をご紹介します。