「車お借りします。」と、その前に・・・保険に入っていますか?
春休み。お花見、ピクニック、登山、行楽シーズンですね。
普段は車を所有していない方も久しぶりに車に乗って遠出して、ドライブを楽しみたいと計画されておられる方も多いことでしょう。
友人やレンタカーで、車を借りて「さぁ、ドライブ!」
いえ、その前に。ご確認下さい!
車の保険は加入していますか?いざ、知らない道、通り慣れていない田舎の狭い道、をドライブするかもしれません。
安心してドライブに専念できるように、今日は一日だけの車の保険についてご説明しますね。
今回のドライブ、以下に場合に当てはまりませんか?
□子どもにクルマを貸すとき
「今度、クルマ貸してね」と、わが娘。
クルマも心配だが、親としては、やはり娘のことが一番心配…。
□友達とドライブするとき
友達のクルマに乗り、ドライブへ出発。
途中で運転代わってあげたいけど……。
□納車前に誰かのクルマを借りたいとき
納車される前に、誰かのクルマを借りて乗り、運転の練習をしたいけど…。
□複数人の友達と遠出をする場合
複数人の友達と遠出をする場合は、運転手を交代する可能性がありますね。
お金がもったいないからといって加入をせずに出かけ、持ち主の人が体調を崩してしまったら無事にお家に帰るまで不安になってしまいますね。
「誰が運転するかわからない」といった状況では、1日自動車保険に加入をしておいた方が無難です。
□保険の見直しをする場合
保険の見直しをするタイミングに1日自動車保険を選択に入れるだけでもずいぶんと変わります。
例えば今までは「誰が運転するのかわからない」といった状況だったために「年齢条件なし」「運転者限定なし」の条件で自動車保険に加入していたとします。
1日自動車保険を選択肢に入れることで、年齢条件・運転者限定ともにつけることができるのです。
特に年齢条件は保険料を大きく左右する要素です。自動車保険証書と一緒にメモを残しておくなどして、見直しの際に1日自動車保険を思い出せるような工夫をしておきましょう。
特徴)保険料は1日500円から。
携帯電話やスマホで申し込みが可能
加入すればするほど割引ありなど
1日タイプ自動車保険の商品例
□ちょいのり保険(東京海上日動)
□一日自動車保険(NTT docomo)
対人賠償・対物賠償:無制限
登録された車を運転中の事故によって他人をケガさせてしまった場合や、他人の車や塀を壊してしまった場合に支払われる。
対人賠償については自賠責保険などで支払われる部分を除いて、相手方1名について保険金が支払われる。
搭乗者傷害特約:1,000万円
登録された車を運転中の事故によって、「乗車中の方が」ケガや死亡または後遺障害を負った場合に補償されます。一時金または入院給付金などが支払われる。
自損事故傷害特約:契約時に設定
自分ひとりで起こした事故、例えばガードレールや電柱に衝突するなどした場合に補償されます。
保険金額は予め設定するようになってる。
借りる車の補償:300万円、自己負担額15万円
車両補償はありのプランとなしのプラン。自己負担額が15万円あるという点に注意が必要。
代わりの車を購入する場合は以下の3つのうち、低い金額を限度額として支払われる。
・借りた車の修理費用
・代替車の購入費用
・借りた車の時価
ロードアシスト:15万円
車両運搬サービスと付帯サービスがある。
【車両運搬サービス】
車が走行不能になった場合にレッカー搬送をしてくれる。24時間365日対応。
【付帯サービス】
以下の3つのサービスを行ってくれる。付帯サービスは基本的に無料。
・緊急時応対
・ガソリン配達
・故障相談
※ロードアシストのご利用をする際は、事前に東京海上日動に連絡をする必要がある。
事前連絡なしに手配をすると、車両運搬サービス・付帯サービスを受けられなくなるので注意。
事故現場アシスト
事故現場で困った時の電話応対や、事故後の初期対応(関係者への連絡や病院の手配など)
を24時間365日サポート。
◆保険料
車両補償なしプラン:日額500円
車両補償ありプラン:日額1,000円
◆加入方法
加入する車の情報を登録します。その後、利用申し込み、契約成立といった手続きで加入ができます。友達の車を借りるなど、既に予定が決まっている場合は、事前に登録を済ませておくとスムーズです。
携帯電話があればいつでも加入できるため、ちょっとしたお出かけの際に便利な保険。
補償内容や保険料やその他サービスなど、ちょいのり保険と同様です。
1日タイプの自動車保険と通常の自動車保険との違い
通常の自動車保険をあまり知らない方のために、1日自動車保険は普通の自動車保険とはどのようなところが違うのかを見ていきましょう。
補償機関(契約期間)が短期
一番の特徴といってもいいのは補償期間が1日〜7日と短期なこと。
通常の自動車保険は1年などの長期で加入するので、そこが大きく違う。
すぐに加入出来る
1日自動車保険は、携帯電話から当日の加入も可能。(車両補償なしのプランの場合)。
車両補償ありのプランの場合は事前登録が7日前までとなっているが、加入の手軽さが通常の自動車保険とは異なる。
1日あたり500円という手軽さのため、支払いもすぐに可能。普段はあまり車を運転しない方が運転をする時などに向いている。
人身障害補償がついていない
自動車保険は人身傷害補償がついているが、1日自動車保険の場合はついていない。
代わりに、乗車中の方であれば搭乗者傷害特約と自損事故特約の両方で補償がされるようになっている。
等級がない
通常の自動車保険には「等級」というものがある。これは運転者が安全運転を
心がけているかどうかを示す指標のようなもので、保険料に大きく関わります。
1〜20等級に区分されており、級に応じて割引率が変わります。数字が大きいほど割引率は高くなり、保険料は安くなる。
等級は1年間保険を利用しなかった場合に1等級上がる(新規加入の場合は6等級から)。
また、事故を起こしてしまった場合は等級が下がってしまう。事故によっては3等級も下がる場合もあるため、今までの積み重ねが無意味になってしまう場合もある。
1日自動車保険は等級がないために、保険料が上がったりすることはない。
遠出をする際に等級対策のために利用するといった方法も賢いといえる。