更年期障害ってどんな症状?保険適応できるのかも知りたい。

日本女性の平均値でいうと、50歳(閉経年齢)をはさんだ前後10年間(45~55歳)を更年 期と呼ぶそうです。とはいえ、現代では20代や30代女性の間にも若年性更年期障害が増え てきているようです。

最近イライラすることが多いけど、それって更年期障害によるものなの?
そんな疑問を感じているなら、下記の項目をチェックしてみてください。

更年期障害チェック項目

・顔がほてる・のぼせる
・動悸がする
・めまい・ふらつき・耳鳴り
・体がだるい
・疲れやすい
・肥満、または痩せてる
・脈が早まる
・顔から汗が止まらない
・むくみやすい
・頭痛・頭が重い
・冷えやすい
・頻尿・尿もれ
・抜け毛・薄毛
・イライラする
・不安な気持ちになる
・眠い・不眠
・意欲低下
・物忘れがひどくなる
・生理不順である
・吐き気がする
・食欲不振
・喉が渇く

更年期障害は、主に卵巣機能の低下による女性ホルモン「エストロゲン」の減少が原因になっています。
また、代表的な治療法として保険が適用されるものを3つご紹介します。

治療法①:ホルモン補充治療

低下したエストロゲン(女性ホルモン)を補充する治療法。
経口剤(飲み薬)と経皮剤(貼り薬、塗り薬)があります。
保険適用で自己負担も少なく、更年期障害の根本的な治療法として期待されています。

治療法②:漢方薬による治療

中国で発達し、日本で独自に発展した漢方医学に基づいて処方される医薬品。
ホルモン補充療法が使用できない場合や多彩な症状を持つ場合に適用されますが、保険の適用ができる漢方薬とできない漢方薬があるので、事前に確認しておいた方がよいと思わ れます。

治療法③:抗うつ薬治療

ホルモン補充療法が効かない場合や、精神的な症状が主になっている場合に抗うつ薬を使用します。薬だけではなく、カウンセリングを受けることによって、より効果的に治療できます。
※カウンセリングには保険が適用されないことが多いのでご注意を。

まとめ

日本の女性は、更年期の症状に対しての自覚率が低いと言われているそうです。
昔から我慢することが美とされていた国ですから、少しくらいの不調は「気のせい」だとか「自分への甘え」だという考え方をしてしまったり、自分にはまだ関係のない言葉だと思っている人が多いのだと思います。

とはいえ、必ず歳はとっていくものですから、更年期障害はどんなものかを知っておいて備えおくと、仮に症状が出たとしても冷静にゆったりと受け止めることができるのではないでしょうか?

まとめ