生命保険4社が2.7兆円の減収に。その理由とは?

日本経済新聞(2017/05/25発刊)によると、大手生保4社の売上高が約2兆7千億円の減収になったもようだと報じています。

2017年3月期の決算で、売上高に当たる国内の保険料等の収入が前期に比べて16%(金額で約2兆7千億円)の減収になり、減収幅はリーマンショック後で最も大きいものとなりました。

その原因として、日銀のマイナス金利政策で運用環境が悪化したことを受けて、保険商品の販売を一部で取りやめたことが響いるようです。

最大手の日生と、第一生命ホールディングス傘下の国内3社の合計は、いずれも1兆円を上回る規模で減収になり、日生の減収幅は過去最大規模とみられています。

大幅な減収は、マイナス金利の導入により市場金利が低下が大きく影響しています。契約時に数百万円を払い込む「一時払い終身保険」をめぐって、利回りを確保できないと見込んで保険料を上げたり、販売そのものをやめたりする動きが相次ぎました。

また、銀行窓口や営業職員を通じた販売も落ち込みました。

ただ、これはあくまで売上高についての見解で、各社が戦略上で商品数や販売を抑えたという面もあるらしく、本業の儲けを示す『基礎利益』では、明治安田などが増益を確保しているようです。

これだけ国内商品の販売が振るわないとなると、それを補うものとして「海外事業の拡大」に注力する動きをみせています。

これからの保険を見直す人にとって、今後の保険商品についてアンテナを張っておくとより良い情報を得られることでしょう。

出典元:日本経済新聞 2017/05/25
 <http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16819790V20C17A5MM8000/

生命保険4社が2.7兆円の減収に。その理由とは?