保険値上げで家計が危うい!?スマートな見直しとは

大手保険会社の販売員から保険加入して、もう何十年もそのままにしてるという方もいる中、最近では、保険の見直しをしてくれる会社やサービスが増え、利用者する方もずいぶん増えてきています。

どちらにしても、マイナス金利時代の今、生命保険をめぐる事情も大きく変わっています。
今一度、加入や見直しの時に注意が必要になっています。

2017年の春から、一部の生命保険が大幅に値上がりました。
そこには「マイナス金利の影響で、運用での利益があがらない」という保険会社の事情が含まれています。

また、代理店利益を考えるあまり、顧客の必要でない商品を勧められるというケースも一部であるようです。

そんな今の時代に合った「節約しながら安心できる」保険の活用ポイントを、NHK「クローズアップ現代」の番組より見てみましょう。

保険の活用ポイント

保険の種類は大きく3つに分かれます。

① 死亡時などにお金が支払われる生命保険
② 事故や災害などの補償をする損害保険
③ 医療保険・がん保険などの第3分野の保険

この3つのうち、今年4月に値上がりしたのは、①生命保険の中の「貯蓄型の終身保険」、老後生活資金を積み立てる「個人年金保険」、子どもの教育資金に備える「学資保険」などです。

家計を取り巻く環境が厳しくなっている現状で、賢く保険を選ぶには何が大切なんでしょうか。

日本は、1人当たりの保険料の支払額において世界有数の保険大国といわれてます。さまざまな保険に加入していることで、大きな安心を得たいという気持ちの現れなのでしょう。ただ、それらは本当に必要なものばかりなのでしょうか?実は、必要以上に保険に入りすぎているという方もいるのではないでしょうか。

保険を見直すヒント

自ら保険会社を創業した方の話によると、保険を見直す時に大切なヒントが
2つあるのだそうです。

1つは、これからの人口増加や高度成長には期待できないところがあるので、もしかすると所得にも影響がきて、収入が低下する可能性だってあるのです。
保険というのは固定費になるので、手取り額の3%~5%にするという基準を設けて、いざという時にも困らないようにしておく事が大切です。

2つめは、家族と子供が一緒に暮らしているというのが昔は標準で、その家族や子どものために死亡保険などが売れていたのが、今や世帯の3分の1は1人暮らし。1人暮らしだと、自分のためになる保険を考えて、就業不能保険のような保険を考える。

そうやって、どのタイプの保険が自分のためになるのか、目的をしっかり考えて保険を選定していくのが大切です。

まとめ

生命保険については、まず社会保障の適用範囲を考えてから、そこに必要な保障を上乗せするというイメージで考えます。

そのうえで、何かが起こった時に経済的に大きなリスクを伴うであろうと考えられるものに対して、現状の家計とのバランスを図りながら保険を利用するのが得策ではないでしょうか。

また、どんな商品にも言える事ですが、しっかり調べて、比較して、それから買うというのが鉄則です。今の時代は、インターネットや電子書籍、雑誌や店頭で、色々な情報を得ることができるので、自分で納得いくよう調べて、比較して、買うようにするべきです。

まとめ

【引用先】
・NHKクローズアップ現代<http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4000/index.html